■第3日目(コペンハーゲン) 5/7
1958年に開設されたルイジアナ現代美術館のファサードは大変質素である。
建築や敷地規模に対して意図的に小さくしたと思われる入口(写真@A)はデザインを
学んだことがある者であればそのセンスに共感を持つことができるだろう。
ツタによる壁面緑化や駐車場の高生垣により人工物をできるだけ消し去ることには
かなり徹底した設計であると感じる。
メインの駐車場の障害者ロットは葉色の異なる樹木(写真B)を
使うことでサインとして代用していた。
受付からすぐにミュージアムショップがあるがそこからは屋外に出るも
館内を廻るも自由であったのでまず庭園と彫刻の鑑賞を行う。
芝生が主体の広場型庭園である屋外の園路には縁石が設置されていないため
小舗石と芝生の境界がとても自然に見える(写真C)。
外に出るとすぐに目にするものは満開のモクレンと濃いグリーンの針葉樹と赤葉の大高木である。
その後であるがこの樹木と地被類による野原的植栽の組み合わせはコペンハーゲン市内の
庭園で多く目にする事になる。Danish Styleなのであろうか(写真D)。
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A
B
C
D
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