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■第8日目(ヘルシンキ) 5/12

建物の中はアアルトがデザインした家具類でインテリアが構成されている。
照明器具も日本の店舗で見るものもあったが
よりオリジナルデザインに近いと思われる(写真@)。

居間やダイニングはどちらも桟の無い大きなガラスで庭と対面している。
室内であるが屋外にいるような錯覚を覚える開放感である(写真A)。
アアルトは自然の採光にこだわった建築家である。
スタジオでも自然光を採り入れる開口部は位置や大きさが工夫されており
多くの光が室内に採り入れられていた。
共通点は開口部が大きいことである。
冬の長い北欧の地における工夫が見て取れる(写真B)。

2階に上がると庭が見渡せるバルコニーがある。
地上からでは認識されにくい敷石の形状も上からはよく理解できる。
簡素であるだけにバランスが考えられていた(写真C)。
花壇はこれからのようだが木々が芽吹き花が咲くと絵になる庭になるだろう。

バルコニーにはアアルトデザインのユニークなプランター(写真D)があった。
ヘルシンキでは製品として市販されているのだろうか。
最後に実際に設計で使っていたデスク(写真E)を見て自邸を後にした。
Kei Atelier Ltd. 2000-2011
@
A
B
C
D
E