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■第8日目(ヘルシンキ) 5/12

フィンランドにはフィンランディアホールやヘルシンキ工科大学などを手掛けた
アルヴァ・アアルトという20世紀を代表する建築家がいる。
この日は生前アアルトが使用していたスタジオと自邸の見学を
事前に予約を入れておいた日である。

ホテル前のトラム停留所からTiilimakiまで約30分乗車し徒歩で向かう。
この地は海に面しているため海沿いの遊歩道(写真@)を散策しながらスタジオを向かう。
ゆったりとした遊歩道は心地よいランドスケープである(写真ABC)。
芽吹きがまだ少しであるため緑量はあまり感じられないが自然の豊かなフィンランドの
風景を堪能することができた。良いデザインは良い環境からと例えられるが
ヤコブセンが晩年過ごしたベルヴュービーチにも通じる環境である。

標識を確認し海岸から離れ住宅街に入る。
一帯はかなり大きな敷地を持つ高級住宅街(写真DE)となっている。
ヘルシンキの中心地もそうであるが教会などを省き高い建物は見当たらない。
この住宅地も2階建てが基本となっており
高さに対して幅が大きい事から安定感や安心感を覚える風景が広がっていた。

住宅街を散策しながらアアルトのスタジオに到着する。
Kei Atelier Ltd. 2000-2011
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